マリアノ・リベラ氏 満票での殿堂入りならず…米記者 クローザーの過大評価を指摘し票入れずと明かす

[ 2018年12月25日 15:48 ]

マリアノ・リベラ氏 (AP)
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 ヤンキースのクローザーとして活躍したマリアノ・リベラ氏は、大リーグ史上最多の652セーブを記録。2019年の米国野球殿堂入りの候補者として新たに加わり、資格1年目での殿堂入りが確実視されている。

 殿堂入りは全米野球記者協会に在籍する記者の投票によって決まるが、リベラ氏にどれだけの票が集まるか注目されるところ。75%以上の得票で殿堂入りとなるが、実績を考えれば、その数字を問題なくクリアするだろう。

 プレーオフでも史上最多となる42セーブを記録。リベラ氏の殿堂入りに異論はないと思われるが、マサチューセッツ州の地方紙テレグラムアンドガジェットのビル・バルー記者はリベラ氏に票を入れなかったという。投票結果は来年1月22日(日本時間23日)に発表。リベラ氏には史上初となる満票での殿堂入りが期待されたが、これでその可能性が消えたことになる。

 22日の同紙(電子版)でバルー記者はクローザーという役割が過大評価されていることを指摘。先発投手のように1試合で多くの打者と対戦することはないし、イニング途中に走者を抱えた場面で登板することも滅多にない。大抵は9回のイニング頭から登板し、リードを守って試合を締めればよしとされる。

 レッドソックスのキンブレルは今季のプレーオフで9試合に登板。セーブ機会で失敗はなく、6セーブを挙げたものの、防御率5・91が示す通リ、ヒヤヒヤさせられる場面が多かったことも事実。バルー記者はセーブの数だけでリベラ氏を評価するつもりはないようだ。

 記事には大リーグで通算219勝を挙げた殿堂入り投手、ペドロ・マルティネス氏のコメントも引用されている。2年前にマルティネス氏はこう語っていたそうだ。「もし自分がリリーフ投手だったら、まだ現役でいられたかもしれない。コンディショニングを保ち、長くプレーすることもできたさ。実は1年(1993年)だけリリーフを経験したことがあって、そのシーズンは疲れ知らずだったよ」。

 このようにクローザーに対する否定的な意見が並ぶが、リベラ氏だけは別格。ファンはそう反論したいだろう。バルー記者は決してリベラ氏の満票での殿堂入りを拒んだわけではないとしながらも、公平を期するためにすべての候補者に票を入れず、“白票”としたと記事は結ばれていた。

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