阪神・梅野、憧れ城島氏から正捕手“免許皆伝”「素直にうれしかった」

[ 2018年12月25日 05:30 ]

阪神の梅野
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 阪神・梅野隆太郎捕手(27)が24日、2010年から3年間、阪神に在籍した城島健司氏(42)から正捕手として「免許皆伝」されたことを明かした。シーズン終了後に設けられた会食の席。憧れの先輩からの思いがけない言葉に梅野は、声を弾ませた。

 「今年もシーズンが終わってから、城島さんと食事する機会があって、いろんな話をさせてもらった。印象に残っているのは、やっぱり“やっと梅ちゃんとそういう(正捕手としての立場で)会話ができるようになった”と言ってもらったことですね。少し認めてもらったというか、素直にうれしかったです」

 福岡県出身の梅野にとって、ダイエー(現ソフトバンク)時代から「スーパーキャッチャー」として攻守でチームをけん引した城島氏は、幼少期から憧れだった。「強肩強打」と、追い求める選手像とも重なり、プロ入り後も目標に置いてきた。城島氏は12年に引退し、梅野は13年のドラフト4位で入団。現役でともにプレーする機会はなかったが、15年にチームメートである俊介の紹介で会食する機会に恵まれてからは毎年、シーズンオフにテーブルを囲んで“弟子入り”し、その都度、的確な助言を受けてきた。

 今季は自己最多の132試合に出場し121試合で先発マスクを被った。球団捕手の先発マスク100試合以上は10年の城島氏以来でゴールデングラブ賞受賞も同様。ようやく雲の上の存在に一歩近づけた1年で、引退後は野球界から離れている同氏も梅野の活躍を知っていたようで「そういう会話ができる」という表現を使い、捕手としてステージが上がったことを認めた。

 詳細を明かさなかったが、梅野は「いろいろ配球の話にもなって、城島さんの考えや、城島さんだったらこうするとか、アドバイスもいただいた」と、初めて正捕手目線で対話してもらった濃密な時間を振り返った。

 最高の後押しをもらい、来季をにらむ。今オフは「いろんな意味で動けるように」と秋季キャンプで増やした体重を維持しつつ、体脂肪率を1桁に落とすことを目標に瞬発系のメニューを例年よりも多く消化。左右前後をスピーディーに動き、投球を逸らさない「壁」になる構えだ。

 「今年の経験を無駄にしないためにも来年が勝負。しっかりとポジションを守り抜きたい」。さらに成長した姿で城島氏と再会するため、梅野は歩みを止めない。(遠藤 礼)

 ▽梅野と城島氏 梅野が15年末に初めて城島氏と会食する機会を得た際には(1)異業種交流せよ(2)相手の弱点を知れ(3)オフは筋力アップに取り組め、という正捕手獲りへの3カ条を授けられた。しかし、気合十分で臨んだ16年はプロ3年目で最少の37試合出場。セールスポイントの打撃で打率・135と苦しんだことから、同年オフには打撃面のアドバイスを請う考えを明かした。城島氏からは「持ち味を消したら普通の選手になるんだから」と言われ、投手に間を取るためにかけるタイムの時機で助言をもらうなど交流は続き、攻守で飛躍するきっかけとしている。

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