ハム浅間834日ぶり弾 1番起用に応えたプロ2号「いい反応ができた」

[ 2018年8月16日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム4―1ロッテ ( 2018年8月15日    札幌D )

3回、先制の2ランを放つ浅間(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハム・浅間が、今季初の1番で今季1号となる決勝2ラン。今季初のお立ち台で「打った瞬間、入ったと思った。今年も出遅れて残りのシーズンに懸ける思いは強い。やるしかない」。悲壮な覚悟を口にした横浜高出身の22歳が甲子園で戦う後輩に負けじと存在感を示した。

 昨年11月に受けた腰部椎間板ヘルニアの内視鏡手術の影響で出遅れ、7月29日に今季1軍初昇格。5度目の先発は直近の試合で栗山監督が人選に悩んできた1番だ。3回2死二塁から初球のフォークを右翼席へ。西川の調子が上がりきらず、最近2試合は横浜高の先輩・近藤が務めるも、計9打数1安打と機能せず。チャンスで結果を残した。プロ初本塁打を放った16年5月3日のソフトバンク戦でも1番で、先頭打者弾だった。

 15年の高卒1年目から1軍出場を果たすも、体の硬さから腰痛で離脱を繰り返してきた。股関節の柔軟性アップに取り組み、1軍で戦う体をつくり上げた。連敗を2で止め、この日敗れた首位・西武との差を5ゲームに縮めた。「若い人がヒーローになってほしい時期」と話していた栗山監督も「大きなものを持ち込んでくれると思う」と期待。遅れてきた4年目が、首位追い上げへチームを活性化させる。 (東尾 洋樹)

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2018年8月16日のニュース