済美のエース・山口直 1失点完投!次戦・報徳学園の長尾は中学時代からのライバル「負けられない」

[ 2018年8月16日 16:37 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第12日3回戦   済美3―1高知商 ( 2018年8月16日    甲子園 )

<高知商・済美>1失点完投で8強入りに貢献した済美・山口直(撮影・北條 貴史)
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 済美が高知商との四国対決を制して夏は14年ぶりの8強入りを決めた。

 2回戦の星稜(石川)戦で延長13回(タイブレーク)184球を投げたエース右腕・山口直が「疲労というのは特に感じなかったです。投げていて凄く楽しかったです」と9回121球、8安打1失点の快投を見せた。8回無死一塁の場面では「グラブを出したら偶然入りました」と高知商の2番・西村の中前へ抜けようという快打を好捕して併殺に。愛媛県大会から8試合、1人でマウンドを守り続ける鉄腕は運も味方につけた。

 山口直は兵庫県淡路島出身。13年の選抜準優勝右腕・安楽(楽天)と安楽の控え投手だった兄・和哉さんの背中を追って済美の門を叩いた。

 次戦の準々決勝は郷土の代表、報徳学園が相手になる。報徳の3番・長尾は同じ淡路島出身の中学時代からのライバル。プロ注目の超高校級遊撃手・小薗もいる。「負けられないです。抑えたい。コースを間違えなければ」という山口直の顔には笑み。あこがれの安楽、そして、兄を超える全国制覇へ自信を見せた。

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