巨人・岡本、セ本拠制覇弾!唯一ノーアーチの神宮で22号 途中交代も「大丈夫」

[ 2018年8月16日 07:55 ]

セ・リーグ   巨人11―5ヤクルト ( 2018年8月15日    神宮 )

3回2死二塁 22号2ランを放ちナインに出迎えられる岡本(左)(撮影・ 久冨木 修)
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 勝利のハイタッチに、巨人・岡本の姿はなかった。6回の遊ゴロで全力疾走し、その直後の守備から途中交代。何らかのアクシデントがあったとみられるが試合後、クラブハウスの出口で「大丈夫です。大丈夫です」と対応。村田ヘッド兼バッテリーコーチも「明日も出ると思う」と見通しを述べた。

 2―0の3回、「セ本拠地制覇弾」で勢いを付けた。古野のカットボールを左翼席に運ぶ。22号2ランに「追加点が欲しいチャンスの場面で積極的に打ちにいった」。セ・リーグの本拠地で唯一本塁打のなかった神宮球場。同カード前に宣言した通り、自身初本塁打は下からボールを叩き上げた。

 「つりティー」で意識付けをし、球場入りしたのが奏効した。午前中にジャイアンツ球場に足を運んで行った特打。従来の球を置く「置きティー」ではなく、つるした球を打つ用具で打ち込んだ。ボールの下半分が出ているため、よりバックスピンを意識した打球を放てる。今季は「とにかくフライを打つ。スピンをかけて飛ばすように」という意識改革を行い、打席に立つ22歳。メジャーリーガーも愛用する用具での練習を、神宮初アーチの弾道で再現した。

 5月16日以来、約3カ月ぶりの2桁11得点で大勝。前日にサヨナラ負けで3位に転落したが、1日で2位に再浮上した。ここまでチームで唯一、全試合出場を続ける4番打者は明日の出場を問われ「そうですね」と笑顔で球場を後にした。 (神田 佑)

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2018年8月16日のニュース