報徳学園8年ぶり8強!節目の春夏通算60勝 ドラ1候補・小園3三振も足で魅せた

[ 2018年8月16日 09:53 ]

第100回全国高校野球選手権大会3回戦   報徳学園7―2愛工大名電 ( 2018年8月16日    甲子園 )

<報徳学園・愛工大名電>3回2死二塁、村田の左前打で二塁から三進する小園(撮影・大森寛明)
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 第100回全国高校野球選手権大会第12日は16日、甲子園球場で3回戦の4試合が行われ、第1試合の報徳学園(東兵庫)と愛工大名電(西愛知)が対戦。報徳学園が7―2で勝利し、2010年以来8年ぶりのベスト8入りを果たした。同校にとっては節目の春夏通算60勝目。

 1点を追う報徳学園は3回、2死走者なしから小園が振り逃げで出塁。すかさず盗塁を決めるなど、足で相手投手を揺さぶり、暴投と押し出し死球で逆転に成功。さらに2死満塁から堀尾が2点適時打を放ち、この回一挙4得点を奪った。2点差に詰め寄られて迎えた5回には糸井の適時二塁打、堀尾の中犠飛、羽渕の適時二塁打が生まれ、3点を追加して突き放した。

 初戦の聖光学院戦では大会タイ記録となる3二塁打を放ったドラフト1位候補・小園は内野安打1本で3三振と振るわなかったが、8安打で7得点を奪う効率のいい攻撃で打線の勝負強さを感じさせた。

 投げては先発の2年生投手・林がリズムの良い投球で、強打の愛工大名電打線を翻弄。7回91球、6安打2失点の好投を見せた。8回から登板した2番手・木村も反撃の隙を与えなかった。

 一方の愛工大名電は1981年以来37年ぶりの8強入りとはならず。初戦で白山を完ぺきに封じ込めた室田、秋山の両投手が計7失点。打線も林を攻略できなかった。

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