“メモリアル男”オリ・マレーロ “神の左足”でパ通算1000勝

[ 2018年6月4日 06:11 ]

交流戦   オリックス3―2巨人 ( 2018年6月3日    京セラD )

ヒーローインタビューで「やりました〜」と手を上げるマレーロ(右)に大笑いするロメロ(撮影・奥 調)
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 メモリアルに縁がある男だ。オリックスは3日の巨人戦に3―2で勝利し、2連勝。交流戦パ・リーグ通算1000勝目を飾った。節目の勝利を決めたのは、この日1軍復帰したばかりのプロ野球通算10万号男・マレーロの“神の左足”。「自分ではイケると思っていたから。リーグで一番、足が速いんじゃないかな、ハハハ」とジョークを交えて、喜びを爆発させた。

 2―2の8回1死無走者で、左翼線二塁打で出塁。ハイライトは2死後、続くロメロが中前打を放った場面だ。打球は二遊間を抜け、二塁走者・マレーロは三塁を蹴って本塁へ猛加速。際どいタイミングだったが、捕手のタッチより一足早く左足を差し込み、決勝のホームを踏んだ。前日まで交流戦はパ・リーグが998勝で、15分先に試合が終わった西武が999勝。助っ人の快走がチームをメモリアル星へ導いた。

 4月15日の日本ハム戦でも好走塁を披露して勝利に貢献。球団は「神の左足」に着目しグッズ化、1日に「Tシャツ」を発売したばかり。昨年発売された「本塁踏み忘れTシャツ」に続く第2弾で本人も「もう持ってるぜ」とお気に入りだ。

 打棒も光った。5月14日に不振を理由に出場選手登録を抹消され、約3週間ぶりに昇格。復帰後初打席となった2回先頭で、左翼席上段に叩き込む先制の9号ソロ。「ああいった形で本塁打を打つことができて良かったよ」。福良監督も「打撃も良くなっていると思うし、良く走ってくれましたね」と称えた。

 前夜2日は4時間24分の延長12回にサヨナラ勝ち。試合終了が午後10時25分で、この日は午後1時に試合開始だったが、疲労も吹き飛ぶ白星だ。チームは4カード連続勝ち越しで4日ぶりに貯金1。お立ち台に立ったマレーロは日本語で「ヤリマシター!」。上位浮上へ“持ってる”助っ人が帰ってきた。

 ▽神ってるマレーロ

 ★通算10万号 17年9月29日ロッテ戦6回の左越え2ランがプロ野球通算10万本目の本塁打となり、賞金100万円をゲット。1軍デビューの6月9日の中日戦で“来日1号”が本塁踏み忘れで取り消しになったおかげの快挙に、直前に9万9999号の2ランを打った同僚のT―岡田には冗談交じりで賞金の折半を迫られた。

 ★ミットまたいで生還 18年4月15日の日本ハム戦5回2死二、三塁。若月の右前打で二塁走者のマレーロは一気に本塁を狙い、すでに捕球して待ち構える捕手・清水のミットを左足でまたぐようなスライディングで本塁を踏み生還。敵将のリクエストを受けても判定は変わらず、ファンからは「神の左足」と称賛された。

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