巨人・岡本、痛い走塁ミス 由伸監督「走攻守全てきっちりやっていかないと」

[ 2018年6月4日 05:30 ]

交流戦   巨人2―3オリックス ( 2018年6月3日    京セラD )

8回無死一、二塁、マギーの右飛で二走・岡本はタッチアップ出来ずベース上で顔を覆う(撮影・荻原 浩人)
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 巨人は手痛いミスが響き、交流戦開幕から2カード連続の負け越しとなった。8回に岡本が走塁の判断ミス。開幕から打撃好調で4番も任されるようになった。今やチームには欠かせない不動のレギュラーに成長。だからこそ高橋監督も「レギュラーとして出る以上、走攻守全てにおいて、きっちりやっていかないといけない」とさらなる高みを求めた。

 問題の場面は同点の8回無死一、二塁だった。ゲレーロが右飛。飛距離は十分。タッチアップで三塁進塁かと思われたが、ここで飛び出していた二塁走者・岡本は、帰塁するのが精いっぱい。犠飛で勝ち越しとなる「1死一、三塁」の好機をつくることができなかった。神妙な面持ちの岡本は「(判断は)難しくなかったのですが…」と声を絞り出した。後続が打ち取られ、勝機は消えていった。

 「やった本人が(重みを)一番分かっている」とは大西外野守備走塁コーチ。前夜は不慣れな遊撃に就いた吉川尚に適時失策もあった。自滅は痛い。接戦になれば、なおさら影響を及ぼす。2日連続の1点差負けで、借金も3に増えた。岡本も吉川尚も開幕からスタメンを張り、チームへの貢献度は大きい。首脳陣も大きく責めることはなかった。本人たちが猛省し、これを次に生かすことがチーム力の強化につながる。 (川手 達矢)

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2018年6月4日のニュース