中日・山井15イニング無失点 森監督「おっさん頑張った」

[ 2018年6月4日 05:30 ]

交流戦   中日5―2日本ハム ( 2018年6月3日    札幌D )

2勝目を挙げた山井(撮影・高橋茂夫)
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 また0を並べた。山井が3日の日本ハム戦(札幌ドーム)で6回111球を投げ、3安打無失点で今季2勝目。完封勝利した前回5月22日のDeNA戦から15イニング連続無失点とした。

 「何とか勝って帰りたい。0点で抑えるぞという気持ちで投げた。初回はバタついたが、修正して自分のペースに持って行けた」

 立ち上がり、先頭・西川を四球で歩かせるなど1死一、二塁のピンチを迎えたが、福田の好守にも助けられて中田を三ゴロ併殺で脱出。「仕切り直すことができた」とエンジンがかかった。

 要所で変化球を低めに集め、5回までわずか1安打。6回は2安打で2死一、三塁としたが、杉谷をスライダーで左飛に打ち取り、本塁を踏ませなかった。前日までの2試合で22失点と打ち込まれた日本ハム打線に立ちはだかった。

 5月10日に40歳を迎えたが「全然、衰えは感じていない」と言い切る。実際に前回の完封勝利も中4日での登板だった。衰えない要因は先輩たちの存在だ。この日、7回から継投した岩瀬や今季初スタメンで二塁打を放った荒木は自身より年上。「長く現役をやっている人たちはしっかり走るし、しっかり体のケアもする。やるべきことをきちんとやっている」。お手本を刺激に日々の努力を怠らないからこそ、第一線で活躍することができる。森監督も「おっさん、ベテランが頑張った」と労った。

 意外にもプロ17年目にして敵地での交流戦は初勝利。「やればできるという気持ちを持って頑張りたい」。3連敗を阻止し、負ければ最下位転落の危機を救った。

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2018年6月4日のニュース