広島フランスアほろ苦初登板 4回3失点「緊張はしなかったけど…」

[ 2018年5月27日 05:30 ]

セ・リーグ   広島6―7中日 ( 2018年5月26日    マツダ )

ベンチに戻る際に顔をしかめるフランスア(撮影・坂田 高浩)
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 初登板初先発した広島の左腕・フランスアにとっては、ほろ苦いデビュー戦となった。初回から3イニング連続で失点するなど4回5安打3失点で敗戦投手。試合後には2軍降格も決まった。

 「緊張はしなかったけど、最初はプレッシャーを感じた」

 言葉通り、初回先頭の京田に右中間突破の三塁打を許すと1死後、アルモンテの二ゴロの間に先制点を献上した。2回1死一、三塁では、大野奨のセーフティースクイズを本塁へ悪送球(記録は犠打野選)して失点。3回には先頭の大島に三塁打を浴び、続くアルモンテに右前適時打を許した。

 念願の1軍マウンドだった。来日4年目の苦労人。ドミニカ共和国カープアカデミー出身で、今年3月に練習生から育成契約となり19日に支配下選手契約を勝ち取った。

 この日の最速は152キロを計測し、4回は下位打線だったとはいえ3者凡退で終えた。チームの連勝を2でストップさせたが、緒方監督は「助っ人ではなく育成ということで、ここで投げられたことは彼が練習をやってきたからこそ。ボールにスピードもあった」と伸びしろを感じたもようだ。

 24歳の左腕は「調子は悪くなかったけど、コースが甘くなった。自分の力は出せたと思う」と現状の力を把握。最後まで下を向くことはなかった。 (河合 洋介)

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2018年5月27日のニュース