ソフトB戦で若田光一氏が始球式「宇宙に行くより緊張した」

[ 2018年5月27日 14:40 ]

<ソ・楽>試合前、工藤監督と話をする宇宙飛行士の若田氏(撮影・岡田 丈靖)
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 27日に行われたソフトバンク―楽天戦(ヤフオクドーム)の始球式に宇宙飛行士の若田光一氏(54)が登場。左腕に日の丸がついた青い訓練着でマウンドに上がり、ワインドアップから左打者の楽天・茂木の内角高めに投げ込んだ。

 「宇宙に行くより緊張した。ノーバンで届いて良かった」

 前日は息子とキャッチボールして備えたという元高校球児。「宇宙でボールを投げると重力がないので真っ直ぐ飛んでいく。自分が思っているより上に行ってしまう。たたきつけるように投げると前に行く」と無重力での投げ方を力説。高校時代には監督から「集中力、洞察力、チーム力」をたたき込まれたといい、「宇宙活動でも役に立っている」とうなずいた。

 九大工学部に進学し、6年間を福岡で過ごした。ゆかりのある福岡の地では初めての始球式に満面の笑みを浮かべた。

 なお、ドキュメンタリー専門チャンネル「ナショナル ジオグラフィック」(FOXネットワークス運営)では、宇宙飛行士が地球の神秘に迫る「宇宙の奇石」が6月3日、午後8時から第1〜3話が放送される。

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2018年5月27日のニュース