マー君“大谷封じ”に気合 チーム内の警戒感をチャプマン起用で実感

[ 2018年5月27日 09:08 ]

<ヤンキース・エンゼルス>練習を終えてインタビューを受ける田中(撮影・大塚 徹)
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 ヤンキース・田中将大投手(29)が先発する27日(日本時間28日午前2時5分開始)のエンゼルス戦勝利への鍵の一つに、大谷翔平投手(23)封じを挙げた。

 当初見込まれた先発投手としての投げ合いは流れたが、打者・大谷との対戦が有力視される。

 「彼を抑えることが試合の中でもキーの一つになってくると思う。対戦することになれば、しっかりと抑えにいきたい」と話した。

 4月28日に敵地エンゼルスタジアムで先発した際には、打者・大谷とのメジャーでの初対決が注目されたが、直前に大谷が左足首を捻挫してお預けとなっていた。

 日本時代には大谷が新人だった13年にだけ対戦。11打数無安打6三振、1四球1死球と楽天最終年だった田中が一方的に封じ込めていた。「もうあの時とは全く違う打者だと思っている」と田中は話している。

 前日25日の試合ではダグアウトに立ち大谷の打席に視線を送った。8回2死一塁では今季初のイニングまたぎの起用となった守護神チャプマンをつぎ込み、102マイル(約164キロ)の直球に大谷は遊ゴロに倒れた。それでも全5球が100マイル(約161キロ)前後の直球という力と力の対決で、大谷もフルスイングから際どいファウルを繰り返し、決して力負けしてはいなかった。

 「あぁ、ここでチャプマンを上げるのか、と思いましたよ。それだけ警戒しているということ。いいスイングしていたと思いますよ」

 日本だけでなく、米国の注目度も高まり、対戦を迎える。「これだけ注目してもらえるのも、大谷の活躍があるからだと僕は思うので。そんな注目してもらっているところで、僕も存在感を出せたらなと思います」と意気込みを口にした。(ニューヨーク・後藤 茂樹)

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2018年5月27日のニュース