ソフトB上林 開幕8戦連続安打 リーグ2位打率.423

[ 2018年4月9日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5―4楽天 ( 2018年4月8日    楽天生命パーク )

<楽・ソ>8回2死一、三塁、上林が右中間に2点三塁打を放つ
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 三塁ベースに到達したソフトバンク・上林は手をポンと叩き、両手を上げた。1点を追加して2―0となった直後の8回2死一、三塁。楽天・福山の低めの変化球をすくい上げ、右中間を破る2点三塁打となった。

 「福山さんは相性が良いので、良いイメージで打席に入れた」

 昨季の対戦成績は4打数3安打。自信を持って打席に入った。未来の主軸と期待され、侍ジャパンにも選出される8番打者は「打点を稼げる打順ではないけど、今日みたいに還せれば」と振り返った。

 7回1死一塁では中前打で、オコエが三塁へ送球する隙を逃さず二塁を陥れた。得点こそならなかったが「サードに投げていたので行けると思った」と上林。仙台育英出身の22歳。ゆかりの地で集中力は研ぎ澄まされた。

 開幕から8試合連続安打で、打率もリーグ2位の・423。藤本打撃コーチは「左も打ってるので、監督も使ってくれる」とうなずいた。連日のように指導を受けた王貞治球団会長からも7日に同コーチの元へ「(上林は)だいぶ落ち着いてきたね」とメールが届いた。上林は「(王会長に)“打ちました!”と(胸を張って)帰れます」と笑った。

 今季初の2連勝で勝率を5割に戻した。10日からは本拠地で日本ハムと3連戦を戦う。相手には打率リーグトップの・485を誇る近藤がいる。「上には上がいる。次は直接対決ですね」と上林。昨年初めて規定打席に到達して迎えた5年目。さらなる飛躍へ走り続ける。 (後藤 実穂)

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2018年4月9日のニュース