中日アルモンテ４安打４打点　森監督それより「マテオさまさまだろ？」

セ・リーグ   中日９―７阪神 （ 2018年4月8日    京セラＤ ）

＜神・中＞ひげが自慢の打のヒーロー・アルモンテは松井佑（左）の“いじり”にご満悦
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　勝利の原動力は新助っ人・アルモンテだった。阪神戦の７回に４点差を逆転され、５―６で迎えた８回無死満塁。マテオの内角スライダーをとらえ、右前に決勝の逆転２点打を放った。決勝打を含む、ともに来日初の４安打４打点に「自分が打ち、チームが勝ったことがとてもうれしい」と特徴的なヒゲをひくつかせた。

　３回２死二塁では右中間に先制二塁打を放ち、１―１の５回１死一、二塁からは左前に勝ち越し打。さらに８回の決勝打と勝敗の分岐点全てで打点を挙げた。阪神の新助っ人・ロサリオが７回に同点打を放っていたが「チャンスでは自分の打てる球を待ち、前に飛ばすことだけを考えている」と冷静に殊勲打を“お返し”した。

　森監督は「アルモンテさまさま？」の問いに「マテオさまさまだろ？」と応答した。相手の絶対的セットアッパーの乱調にも助けられた形だが、ともに今季最多の１３安打９得点で初のカード勝ち越し。アルモンテを筆頭に打線が活発化への確かな兆候を見せた。