王氏 亡き恩師をしのぶ「一人では行けない境地を教えてもらった 私も幸せだった」 

[ 2016年12月4日 22:58 ]

荒川博氏が亡くなった病院を訪れ、恩師をしのぶ王貞治氏
Photo By 共同

 荒川博氏の指導で「一本足打法」を確立し、通算868本塁打を記録した王貞治氏(76)は4日夜、荒川氏が亡くなった東京都内の病院に駆け付け「練習をやらなきゃ駄目なんだ、やれば結果が変わるんだということを教えていただいた。一人ではなかなか行けない境地を教えてもらった」と亡き恩師をしのんだ。

 中学時代に出会い、荒川氏の母校、東京・早稲田実業高に進学。巨人で厳しく指導された日々を「しんどい思い出しかない。朝昼晩バットばかり振った。手、足から血が出た」と振り返った。それでも、荒川氏から「打てるようになりたいんだろ」と励まされたという。「一緒に練習した人もいたが、最後まで続いたのは私だけだった。私も幸せだったが、荒川さんも幸せだった」と思いをはせた。

 関係者によると、荒川氏は亡くなった4日も女子ゴルフの上田桃子選手を指導してから巨人のOB会に出席する予定だったという。王氏は「情熱というものをストレートに出せる人。86年の人生を最後まで荒川博として過ごした。もっと長生きしてほしかったが、いい人生だったと思う」と話した。

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