巨人 元楽天マギーと基本合意 阪神らとの争奪戦制す

[ 2016年12月4日 05:30 ]

楽天時代のマギー
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 巨人がタイガースからフリーエージェント(FA)となっていた元楽天のケーシー・マギー内野手(34)との契約に基本合意したことが3日、分かった。国内FAでの山口俊(29)、森福允彦(30)両投手の獲得に続く、強打者の補強。一、三塁での起用が確実で、村田修一内野手(35)、阿部慎之助捕手(37)らベテランも例外なしの激しい定位置争いのスタートにもなった。

 激動の師走だ。山口、森福の加入決定から2日。巨人が、今度は日本一の使者の獲得にこぎ着けた。13年に楽天の球団初の日本一に貢献したマギー。2投手に続き、実績十分なスラッガーが陣容に加わる。

 今季はクルーズ、ギャレットが加入も、一年を通して主力として働き切れなかった。球団はシーズン終盤から外国人野手の補強を進めた。球団幹部は「日本球界での経験もあり、主軸として期待できる力を持った選手と判断した」と説明。阪神などとの獲得競争を制して合意に達し、近日中にも正式発表される。

 マギーは13年、全144試合に出場し打率・292、28本塁打、93打点を挙げた。70四球は同年のパ・リーグ4位と選球眼も抜群。今季、タイガースでは30試合で打率・228、本塁打はなかったものの、傘下3Aトレドで116試合に出場し打率・319、7本塁打、67打点を記録した。大の親日家。家族の病気もあって楽天在籍は1年だけだったが、望んでいた日本復帰がかなった。

 一方で過酷なポジション争いのゴングが鳴った。マギーが主に守るのは三塁または一塁だ。三塁では今季、村田がフル出場し、打率・302、25本塁打でベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得。若手は岡本の台頭が期待され、プエルトリコでのウインターリーグで外野守備にも挑みながら定位置奪取をうかがう。一塁には、来季の専念を口にしている阿部がいる。高橋監督はこの日、「補強もしていただいているので、あとは若い選手が出てきてくれたら」と競争激化によるチーム力アップの重要性を語った。

 実績十分のベテランとポジションが重なるのもいとわない、聖域なしの補強。全ては3年ぶりのリーグ優勝のためだ。

 ◆ケーシー・マギー 1982年10月12日、米カリフォルニア州生まれの34歳。フレズノ州立大から03年ドラフト10巡目でカブス入団。ブルワーズ、ヤンキースなどを経て13年に楽天に加入。ベストナインに選ばれるなどチームの日本一に貢献した。翌14年はマーリンズでカムバック賞。今季はタイガースでプレーした。メジャー通算成績は850試合で打率・258、67本塁打、380打点。1メートル85、100キロ。右投げ右打ち。

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