荒川博さん死去 86歳 一本足打法の生みの親 「世界の王」育てる

[ 2016年12月4日 21:49 ]

荒川博さん
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 世界の本塁打王、王貞治氏を育てたことで知られる野球評論家の荒川博(あらかわ・ひろし)さんが4日午後、心不全のため東京都内の病院で亡くなった。86歳だった。東京都出身。

 早稲田実業学校、早大を経て1953年(昭和28)に毎日(現ロッテ)入団。左打ちの外野手として、9年間の現役成績は通算802試合に出場、503安打16本塁打172打点、打率2割5分1厘だった。

 62年から巨人の打撃コーチに就任。当時伸び悩んでいた早実の後輩、王と打撃改造に取り組み「一本足打法」で開眼させた。73年にヤクルトの打撃コーチとなり、翌74年から監督。76年5月に成績不振で休養となり、そのまま退団した。その後はテレビで解説を務め、野球評論家の活動とともに、少年野球の指導に尽力した。

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