かな子夫人 自室にこもることが多かった夫 あえて小学5年の長男“派遣”

[ 2016年9月11日 05:30 ]

優勝した緒方監督のかな子夫人

セ・リーグ 広島6―4巨人

(9月10日 東京D)
 広島・緒方監督のかな子夫人(43)は3人の子供たちとともにスタンドから胴上げを見つめた。

 「主人は“カープで優勝”にこだわってきました。努力を続けてきた主人に心から、おめでとうの言葉をかけたいです」。自宅では数少ない安らぎの場の環境を整えた。資料を持参し、自室にこもることが多かった夫。落ち込みを察知した時は、あえて小学5年の長男を部屋に“派遣”した。「今日、負けたね」。「うるせえ」。男同士のほほ笑ましいやりとりで和ませた。気分転換にさまざまなジャンルの書籍を渡し、時には手紙も書いた。「現役時代から、苦しくても苦しいという人ではありませんでしたから」。側面からの愛で支え続けた。

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