松山 優勝へ導くV弾 3年ぶり2桁アンパンチ

[ 2016年9月11日 05:30 ]

<巨・広>4回無死、松山が勝ち越し本塁打を放ち会心の笑顔

セ・リーグ 広島6―4巨人

(9月10日 東京D)
 広島・松山が優勝へ導く決勝弾を叩き込んだ。4回無死。鈴木のソロで同点に追いついた直後、マイコラスの初球を捉え、2者連続となる10号ソロを右中間席中段へ運び「完璧な当たり。ダメージのある中で打てて良かった」と自画自賛した。

 3年ぶり自身2度目の2桁本塁打は値千金の一発。今季は先発と代打を繰り返す難しい立場ながら代打で3割近い好打率を残し、「代役4番」を務めてきた。お立ち台で「鹿児島のじいちゃんばあちゃん、今日もやったよ!」と絶叫するのは、おなじみのフレーズとなった。

 ニックネームは「アンパンマン」。「優勝」の二文字を早くから口にし、チームを鼓舞してきた30歳は強烈な“アンパンチ”で悲願を達成し「優勝できると思うからこそ言葉に出してきた。本当に良かった」と満面の笑みを浮かべた。

 ▼熊崎勝彦コミッショナー 今や本拠地のみならず、セ・リーグ各球場を熱心なカープファンが真っ赤に埋め尽くすその様子は、まさに球団の野球に対する真摯(しんし)な姿勢、地道な努力が実を結んだ成果だと思います。

 ▼河野俊嗣・宮崎県知事 情熱あふれる野球で勝ち取られた25年ぶりのリーグ優勝が、キャンプ地宮崎に喜びと元気を与えていただいたことに対し、心から感謝申し上げます。

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2016年9月11日のニュース