タナキクマル 大一番でもトリオで存在感

[ 2016年9月11日 05:30 ]

<巨・広>歓喜の輪に加わる(左から)丸、鈴木、田中、菊池

セ・リーグ 広島6―4巨人

(9月10日 東京D)
 大一番でも広島の「タナキクマル」は存在感を発揮した。田中は4四死球で出塁して2得点。「今年のテーマだったのは1番打者の役割をすること。今日はその象徴的な働きができた」と胸を張った。

 菊池は8日の中日戦の守備で右膝をフェンスに強打したが、その影響も見せない再三のハッスルプレーで球場を沸かせた。「今年の象徴(逆転勝ち)で締めくくれた。決まった瞬間は(頭が)真っ白になった。黒田さんがだいぶ泣いていたのでもらい泣きして。これは黒田さんの涙だと思います」と目頭を熱くした。

 1安打の丸は「去年は悔しい思いをして…チームみんなが悔しい思いを持ってやってきた。決まった瞬間、全てが報われたと思った。全てはこのためにやってきた」と優勝の余韻に浸っていた。

続きを表示

2016年9月11日のニュース