明大・柳 7回2失点で快勝発進 被弾を反省「良くないっすね」

[ 2016年9月11日 05:30 ]

<明大・東大>7回6安打2失点で、勝利投手になった明大・柳

東京六大学野球第1週第1日 明大9―2東大

(9月10日 神宮)
 秋季リーグ戦が開幕し、1回戦2試合が行われた。明大は今秋ドラフト候補の柳裕也投手(4年)が東大戦に先発して7回6安打2失点で7奪三振。通算19勝目をマークし、チームは春秋連覇へ好スタートを切った。法大はリーグ戦初スタメンの中山翔太外野手(2年)が一発を含む4安打4打点の活躍で、早大に逆転勝ちした。

 試合後、柳の第一声は「良くないっすね。ボールが高い」だった。直球は最速147キロ。それでも三振を狙いにいった球をファウルにされるなど、東大打線に粘られた。2回に先制を許し、7回には4番の田口に一発を被弾。7回6安打2失点の結果に「3失点はしちゃいけない試合。勝って良かった」と、主将として胸をなで下ろした。

 「ドラフトは意識している。チームのために投げることが、そこにつながると思う」。ネット裏で熱視線を送ったDeNA・欠端光則スカウトも「マウンドで落ち着いているね」と、変わらぬ高い評価を口にした。プロという次のステージを前にした、大学ラストのシーズン。白星スタートで飾った柳は、春秋連覇はもちろん「戦う姿勢とか、明治のいい伝統を後輩に残したい」と誓った。

 ▼東大・浜田一志監督 完敗です。柳君相手に2点を取ったのは評価したいが、(18安打を浴びた)投手をどうしようか…。(150キロ左腕の)宮台は本調子じゃない。左肩の疲労感が取れるかどうか。

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2016年9月11日のニュース