V広島と対照的…巨人 リーグワースト32度目逆転負け

[ 2016年9月11日 05:30 ]

<巨・広>目の前で広島に歓喜の輪を作られガックリの巨人ナイン

セ・リーグ 巨人4―6広島

(9月10日 東京D)
 胴上げを見ることなく巨人・高橋監督は、会見の場に足を運んで前を向いた。

 「結果として優勝は広島になったが、シーズンは終わったわけではないし、振り返るときじゃない」。初回、坂本が先制22号2ラン。だが、マイコラスは3発を浴びて5失点、3失策と守備もほころび逆転された。勝てばカード3連勝で3・5ゲーム差に迫るはずだった8月7日の広島戦(マツダ)でも9回に逆転サヨナラ負け。この日で逆転負けはリーグワーストの32度となった。42度目の逆転勝ちで優勝を決めた広島と対照的だ。坂本は「負けたので一緒」と空砲に言葉少な。中押しなしの打線、不安定な投手陣と昨年から解消できていない課題がそのまま表れた試合だった。

 高橋監督は試合後、ナインを集め「優勝の可能性はなくなったけど、CSもあるので2位でいけるように頑張ろう」と告げた。残り15試合。短期決戦へ立て直しを図る。 (春川 英樹)

 ▼巨人・マイコラス(5回で144球を要し5失点で2敗目)一つのアウトを取るまでに粘ってくる打線だった。(4回、黒田とのやりとりには)スタジアムの歓声が大きくて何を言われたかは聞こえなかった。

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2016年9月11日のニュース