明大奪首!1年和田慎が初出場3安打「待ってました」

[ 2016年5月17日 05:30 ]

<明大・早大>6回1死一、二塁、早大・和田慎はこの日、3安打目となる左越え安打を放つ

東京六大学野球第6週最終日 明大11―5早大

(5月16日 神宮)
 3回戦1試合が行われた。3季ぶりの優勝を狙う明大は、リーグ戦初出場初先発の和田慎吾外野手(1年)が、先制の3点二塁打を含む3安打と打線をけん引。11―5で早大を下して勝ち点4として首位に立った。次週は優勝を争う立大との直接対決。勝ち点を挙げれば勝ち点5で明大が完全優勝。落とせば立大の33季ぶり優勝となる。

 明大・和田慎はリーグ戦初打席でど派手にかっ飛ばした。初回2死満塁。早大・竹内の135キロ直球を捉え、走者を一掃する中堅フェンス直撃の先制二塁打。両手でガッツポーズを決め「待ちに待ってました。やっとここから始まる」と笑みがこぼれた。

 善波達也監督から今朝、「6番・右翼」でのスタメンを伝えられ「お前なりに思い切り振れ」と背中を押された。6回にも左越え安打を放つなど3安打3打点。指揮官は「頼もしい1年生が出てきた」と目を細めた。

 1メートル87、79キロを誇る右の長距離砲。常総学院(茨城)では3年春の甲子園で左越えソロを放った。3月の米国キャンプに1年生の野手で唯一参加し、ドジャースの前田健太から練習用ボールをプレゼントされたラッキーボーイ。優勝が決まる次週の立大戦に向けて「最後まで諦めずに打撃で貢献したい」と誓った。

 ▼早大・高橋広監督 やっぱり野球は投手力ですね。弱すぎる。残りは早慶戦。ぶざまな試合はできないので意地を見せたい。

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