清原被告、父から手紙“絶対に更生させる” 480人分嘆願書も

[ 2016年5月17日 14:29 ]

清原和博被告

 覚せい剤取締法違反の罪に問われた元プロ野球選手清原和博被告(48)の初公判が17日、東京地裁で開かれた。清原被告は紺色のスーツ姿に青色のネクタイ、白いワイシャツ姿でハンカチを手に持ち入廷。髪は黒く伸びていたがヒゲは剃っており、入廷するときには一礼した。

 裁判官から氏名を聞かれると小さい声で「清原和博です」。職業を問われると「今は無職です」と返答した。

 法廷では、清原被告の父・洋文さんからの手紙が読み上げられた。手紙は失った信頼を取り戻すのは難しい。想像以上につらいことになるだろうが絶対に更正できる環境を整えたい、という内容だった。

 また、清原被告を幼少の頃から知るという人物が嘆願書を出し、寛大な処分を求めた。インターネットなどでの署名ではなく、480人が直接手書きした署名が集まったという。

 この日の初公判では、雨の中、わずか20席の傍聴整理券を求めて3769人の希望者が集まった。倍率は約188倍。これまでの最高倍率は2009年10月。覚せい剤事件の女優・酒井法子の初公判で約330倍。歌手・ASKA(14年)の初公判は21席に2646人の126倍だった。

 起訴状によると、清原被告は今年2月、東京都内の自宅マンションで覚醒剤を所持したほか、都内のホテル客室で使用した。

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2016年5月17日のニュース