清原被告 初公判で起訴内容認める スーツ姿で出廷「今は無職です」

[ 2016年5月17日 13:41 ]

清原和博被告

 覚せい剤取締法違反の罪に問われた元プロ野球選手清原和博被告(48)の初公判が17日、東京地裁(吉戒純一裁判官)で開かれ、清原被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 2月2日に逮捕されて以降、公の場に姿を見せるのは105日ぶり。紺のスーツにネクタイを締め、緊張した表情で入廷した清原被告は、裁判官から氏名を聞かれると小さい声で「清原和博です」。職業を問われると「今は無職です」と返答した。

 甲子園、プロ野球で人気を集めた元スター選手の姿を一目見ようと、この日の初公判では、雨の中、わずか20席の傍聴整理券を求めて3769人の希望者が集まった。倍率は約188倍。これまでの最高倍率は2009年10月。覚せい剤事件の女優・酒井法子の初公判で約330倍。歌手・ASKA(14年)の初公判は21席に2646人の126倍だった。

 起訴状によると、清原被告は昨年9月1日ごろ、群馬県内のホテル客室で密売人とされる無職小林和之被告(45)から覚醒剤1・2グラムを8万円で譲り受けた。今年2月に東京都港区のホテル客室で覚醒剤を使用し、同2日には港区の自宅マンションで覚醒剤約0・2グラムを所持した―としている。

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2016年5月17日のニュース