「ごめんな、ごめんな」と謝罪…佐々木氏沈痛「笑顔の清原に戻って」

[ 2016年5月17日 16:46 ]

清原被告初公判後に取材に応じ、報道陣の質問に答える佐々木主浩氏

 覚せい剤取締法違反の罪に問われた元プロ野球選手の清原和博被告(48)の初公判が17日、東京地裁で開かれ、弁護側の情状証人として出廷した野球評論家の佐々木主浩氏(48)は「2回目はないと信じている」と親友の更生を願った。閉廷後には東京都千代田区の司法記者クラブで取材に応じ、「早く笑顔の清原に戻ってほしい」と話した。

 同学年のライバルの清原被告の“窮地”に「親友だから」と出廷を決めた佐々木氏。同被告の弁護人から情状証人の依頼を受けて本人とも直接電話で話したが、「(清原被告は)『ごめんな、ごめんな』としか言ってこない。親友なんだし、『当然のことだ、気にしないでくれ』と言った」という。法廷では、清原被告は佐々木氏の証言を涙をぬぐいながら聞いていたが、退廷前にはがっちりと握手。佐々木氏によると、「言葉はなかった」という。

 「終始涙を流して、本当に反省しているんだと。見ている僕としたら悲しかった。ああいう顔は見たくない。早く笑顔の清原に戻ってほしい」と親友の“復活”を願った佐々木氏。法廷で「彼と一緒に何かしら野球に携わることをやっていきたい」と更生へ力を貸していくことを約束したが、会見でも「野球に携わっている清原を見たい。ユニホームを着ている姿を見たい」と野球の道に戻って人生をやり直すことを期待した。

 スポニチ本紙の取材では、佐々木氏は更生の大前提として、清原被告の右脚や左胸から背中にかけて入っている「入れ墨を消す」ことを挙げている。この日も「入れ墨はないほうがいい?」と報道陣に問われると「そのほうがいいと思う」ときっぱり。「本人ともきっちり話し合いたい。ないほうがいいと社会が思っているならそうしたほうがいい」と話していた。

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2016年5月17日のニュース