ロイヤルズ 30年ぶり2度目の世界一!昨年の雪辱を果たす

[ 2015年11月2日 14:34 ]

ワールドシリーズ第5戦、ロイヤルズは30年ぶりの世界一を決めて歓喜のナイン (AP)

ワールドシリーズ第5戦 ロイヤルズ7―2メッツ

(11月1日 ニューヨーク)
 米大リーグのワールドシリーズ(7回戦制)は1日、ニューヨークで第5戦が行われ、ロイヤルズ(ア・リーグ)が延長戦の末、メッツ(ナ・リーグ)を下し、対戦成績4勝1敗で30年ぶり2度目の世界一に輝いた。昨年はジャイアンツの前に惜しくも頂点まで手が届かなかったが、今ワールドシリーズで挙げた4勝はすべて逆転勝ちという粘り強さを見せ、世界一にまで登りつめた。敗退の翌年に優勝したのは1989年のアスレチックス以来、15チーム目。

 ロイヤルズは0―2とビハインドの9回、ホスマーの適時二塁打で1点差に迫ると、さらに1死三塁として、ペレスが三ゴロ。すると、三塁・ライトが一塁へ送球する隙をついて三塁走者のホスマーが本塁生還。土壇場で同点に追いついた。

 試合は延長戦に入り、迎えた12回、この回からマウンドに上がったメッツの4番手・リードから1死三塁の好機をつくると、代打・コローンが左前適時打を放ち、勝ち越しに成功。さらにエスコバルの適時二塁打、ケーンの3点適時二塁打と続き試合を決めた。

 先発のボルケスは6回2安打2失点と好投。7回からマウンドに上がった救援陣も無失点リレーを見せて、チームお得意の逆転勝利を呼び込んだ。

 メッツは先発のハービーが9回にホスマーへ適時打を許したところで降板。8回0/3、5安打2失点と力投を見せた。打線は初回にグランダーソンが先頭打者本塁打を放ち先制。6回にはデューダが犠飛を放ったが、7回以降は2安打無得点とロイヤルズ救援陣に抑え込まれ、1986年の“ミラクルメッツ”以来となる世界一の夢は断たれた。

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