広島スクランブル・ローテ!黒田&マエケン12連戦で3回登板へ

[ 2015年9月17日 08:50 ]

黒田は中日戦に向け前田健(右)らとキャッチボールで調整

 逆転優勝に向け、広島投手陣がスクランブル態勢に入る。18日中日戦(ナゴヤドーム)からの12連戦で、先発陣は中4日のローテーションで回ることが濃厚となった。これにより、18日に先陣を切る黒田博樹投手(40)、19日の同戦(同)に登板する前田健太投手(27)は12連戦中に各3試合で先発することが可能となる。正念場で、質量ともに豊富な投手陣の力を結集させる。

 最重要局面が巡ってきた。残り16試合で首位・ヤクルトとのゲーム差は3・5。クライマックスシリーズ(CS)進出圏内の3位・巨人を1・5差で追う。逆転か、脱落か。運命の12連戦は黒田から始まる。数々の修羅場をくぐり抜けてきた男は気負うことなく、マウンドで自らのベストを尽くすことを誓った。

 「常に同じ気持ちでマウンドに上がっている。春先でも夏場でも、この時期でも緊張感やプレッシャーは一緒だと思う」

 逆転への絶対条件がベテランのフル回転だ。18日中日戦に登板した後は23日ヤクルト戦(神宮)、28日DeNA戦(横浜)と中4日登板を続ける予定。気力、体力面での疲弊が心配されるが、中4日での登板が主流の米国で7年間、計212試合に投げてきた黒田は笑顔で言う。

 「10何連戦でも、投げる試合は限られているし、毎試合出る野手の方が大変。やれることは限られているし、やれることをやるしかない」

 黒田の作る流れをエースが受け継ぐ。前田健もまた、19日中日戦から中4日登板を続け、現時点では12連戦中、黒田とともに3試合に登板することが濃厚だ。

 「前半戦なら失敗しても取り戻せるけど、もう取り返しがつかない。1試合1試合、最高の投球をするしかない」

 今季初の中4日登板となった前回登板9月13日阪神戦(甲子園)では7回2安打無失点と好投。エースもまた、覚悟を胸に正念場へと赴く。

 チームは現在、2分をはさんで5連勝中。打線は球団史上最長の23試合連続1桁安打中で、最近7試合での得点は計21。1試合平均3点の援護の中、突出した投手力で勝利を積み重ねてきた。投手陣の屋台骨を支える前田健が狙うのは24年ぶり、逆転での優勝だ。

 「ゲーム差は意識するしかない。意識しないと、何か知らない間に終わっていた…となる。意識して戦っていく」

 残り16試合。強固な投手陣は頂点だけを見つめ、全力で腕を振る。(桜井 克也)

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