工藤監督、9回宙に舞い「最高でした!」涙の内川とCS&シリーズ制覇誓う

[ 2015年9月17日 22:07 ]

<ソ・西>選手たちの手で宙に舞った工藤監督

パ・リーグ ソフトバンク5―3西武

(9月17日 ヤフオクD)
 ソフトバンクの工藤公康監督(52)は、1年間ともに戦った選手たちの手で9回宙を舞った。

 愛知の名古屋電気(現愛工大名電)高校から1981年のドラフト6位で入団した古巣・西武相手に松田、長谷川の2者連続アーチなどで主導権を握り、最終回は守護神サファテが先頭・栗山に四球を与えながらも失点は許さず逃げ切った。

 現役時代を過ごした古巣に16年ぶりに復帰し、監督就任1年目で歓喜の胴上げを迎えた指揮官は優勝監督インタビューで「ありがとうございま~す!本当にありがとうございます」とスタンドのファンに向けて第一声を発すると、監督としては初めて味わう胴上げの感触に「最高でした!」と笑顔。続けて「地元で、福岡で、多くのファンの方の前で優勝することができて本当にうれしいんですけど…心のどこかではちょっとホッとしています」と65年の南海、95年のオリックスの9月19日を上回るパ・リーグ最速Vをホームで決められたことを安どの表情を浮かべながら喜んだ。

 工藤監督が就任1年目から主将の大役を任せた内川が初回に先制打。その内川は、左翼の守備についていた9回途中から早くも肩を震わせ、涙を流した。「本当に辛いところを彼一人に背負い込んでもらった部分もある。四番として、キャプテンとして苦しい思いをたくさんしたと思うが、きょうの優勝で彼の思いが少し救われたかなと思います」。そう話すと、工藤監督はベンチにいる内川に向かって「まだまだこれから…キャプテン!クライマックス(シリーズ)も日本シリーズもあるんだから頑張るぞ!」と突然声を張り上げ、力強いメッセージ。内川が右拳を高々と掲げて笑顔で応えるシーンもあった。

 内川だけでなく、この日の試合で2者連続アーチを放った松田や長谷川らの名前も挙げ、「頼もしい選手に恵まれて、僕は幸せです」と最後まで笑顔を見せた工藤監督。127試合でマークした今季85勝目は、笑顔と涙に彩られて大きな歓喜の輪になった。
 

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