西武、10年ぶりの開幕3連勝 田辺監督「意地を見せられた」

[ 2015年3月29日 17:54 ]

<西・オ>来日初勝利の郭俊麟(左)は田辺監督並んで笑顔を見せる

パ・リーグ 西武5―4オリックス

(3月29日 西武プリンス)
 西武がプロ入り初登板初先発となった郭俊麟(カクシュンリン)の粘りの投球を見せ、開幕3連勝と最高のスタートを切った。

 郭俊麟は2回に失点したが、その後は走者を出すも要所を抑える投球で5回を何とか投げ切った。すると、打線は計3本の適時打で3回までに同点に追いつき、郭俊麟が降板直後に炭谷の適時打で勝ち越し。台湾出身の右腕に白星が転がり込んだ。

 郭俊麟は「緊張したが、打線の援護で白星を挙げられてうれしい。これから立派なプロ野球選手として頑張る」と素直にプロ初勝利を喜び、炭谷は「郭俊麟に何とか勝ち星をつけてあげたかった。当たりは悪かったが、良い結果になった」と5回の打席を振り返った。

 田辺監督は「我慢してよく5回まで3点に抑えた」と郭俊麟の102球を評価。炭谷の打撃については「前の打席でチャンスに打てなかったので、何とかしようという気持ちが乗り移った」とうなづいた。

 昨年は本拠地で3連敗を喫した西武だが、今年は同じ舞台でまったく逆の結果。指揮官は「昨年の悔しい思いがあった。何とか意地を見せ、チーム一丸で勝つことができた」と05年以来となる10年ぶりの開幕3連勝を噛みしめた。

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