19歳松井裕 締めたプロ初S「全責任を背負う覚悟でやっている」

[ 2015年3月29日 05:30 ]

<日・楽>最後を締めた松井裕(右端)はウイニングボールを手にナインとハイタッチ

パ・リーグ 楽天4-2日本ハム

(3月28日 札幌D)
 この瞬間を夢見ていた。4―2の9回のマウンドに上がった楽天・松井裕は「少し緊張したので一度、球場を見渡した」と言いながらも簡単に2死を取ると続く近藤をスライダーで見逃し三振に仕留めて試合終了。プロ初セーブを挙げ、左手でグラブを叩いた。

 「ストライク先行で自分のピッチングをやりきった。今年のチーム初勝利の最後のマウンドにいられたのはうれしい」

 2月中旬、大久保監督から「後ろをやらせるよ」と今季は救援で起用すると通達された。3月中旬にはミコライオの離脱により守護神に昇格。肩のつくり方などクローザーとして徐々に順応し、オープン戦は8試合計9イニングで防御率0・00と抜群の安定感を見せた。

 「チームの最後を締めるので、全責任を背負う覚悟でやっている」。19歳の守護神が最後のとりでとして君臨する。

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