マリナーズ　将来有望右腕が死去　事故から意識回復せず…

　マリナーズは２８日、将来有望な投手の一人で、傘下の２Ａ、ジャクソンに所属していた先発右腕ビクトル・サンチェスが事故で負った脳へのダメージが原因で死去したことを発表した。２０歳だった。

　サンチェスは先月１４日、母国・ベネズエラでの遊泳中に水上バイクと接触。２カ所の頭部骨折と脳内出血を引き起こす重傷を負い、意識不明となっていた。

　１１年にマリナーズと契約したサンチェスは傘下の組織でこれまで通算５８試合すべてに先発して３年間で１９勝を記録。昨季はマリナーズ傘下の将来有望選手で１１位にランクされ、７勝を挙げ、防御率は４・１９をマークした。

　ズレンシックＧＭは「彼は非常に才能があり、いずれはメジャーでの活躍が約束されていた。我々は素晴らしいチームメートを失った」とチームの将来を担うはずだったサンチェスの早すぎる死にショックを隠せなかった。