岸、雄星不在でも!西武 球団48年ぶり開幕2戦連続完封勝利

[ 2015年3月29日 05:30 ]

<西・オ>力投する西武の野上

パ・リーグ 西武2-0オリックス

(3月28日 西武D)
 必勝リレーで、西武が48年ぶりに開幕から2試合連続で完封勝利した。先発・野上は初回に2死一、三塁のピンチを背負ったが、2回以降は1安打に抑えて二塁さえ踏ませず、7回無失点。「(緊張で)ゲロ吐きそうだったけど、全球種でストライクが取れた」と振り返った。開幕戦同様に8、9回を増田―高橋朋でつなぎ、2―0で逃げ切った。

 先発陣はエース岸が左脇腹痛、菊池が左肘炎症で開幕2軍スタート。当初、野上は31日の楽天戦(コボスタ宮城)で登板予定だったが、開幕5日前に変更された。初回、緊張からマウンドに足をかけて転倒しそうになる場面もあったが「3回から力を抜いて投げることができた。(連続完封は)みんなの力です」と頬を緩めた。

 野上は7回を終えて99球。続投の余力は十分にあったが、田辺監督は「増田、高橋は“鉄板”で絶対的存在。(采配に)迷いはなかった」と“石橋継投”に満足そうだった。

 ≪96年近鉄以来≫西武は開幕戦に続き完封勝利。開幕からチーム2試合連続完封勝利は96年近鉄以来10度目で、チームでは西鉄時代の67年に次ぎ48年ぶり2度目の快挙になった。前日は1―0、この日は2―0で逃げ切り。開幕から2戦連続完封のチームでいずれも2点以下で勝ったのは西武が初めてだ。なお、開幕からの最多連続イニング無失点は40年阪神、96年近鉄の25イニング。開幕から3試合連続完封のチームはなく、29日のオリックス戦で新記録に挑戦する。

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