敦賀気比、サヨナラ勝ちで2季連続4強!静高87年ぶり4強逃す

[ 2015年3月29日 13:33 ]

<敦賀気比・静岡>サヨナラとなる左適時打を放った林中(右)がナインに迎えられる

第87回選抜高校野球大会準々決勝 敦賀気比4―3静岡

(3月29日 甲子園)
 第87回選抜高校野球大会第9日は29日、甲子園球場で準々決勝が行われ、第2試合は、16年ぶり15回目の出場で50年ぶりの8強入りを果たした静岡(静岡)と2年ぶり6回目出場で昨夏4強の敦賀気比(福井)が対戦。5回終了時に27分間の中断があった1戦は、敦賀気比が9回、4―3でサヨナラ勝ちし、2季連続のベスト4進出を果たした。

 敦賀気比は初回、敵失と犠打で築いた2死二塁から、平沼が右翼ポール際へ2ラン本塁打を放って先制。2回には、先頭・木下が三塁への内野安打と悪送球で一気に二塁へ進み、1死二塁から嘉門の中前打でさらに1点を加え、3点をリードしたが、5回にスクイズと2点適時エラーで追いつかれた。

 だが、3―3で迎えた9回、2死一、二塁から林中が左越えに適時打を放って今大会初のサヨナラ勝ちを決めた。

 静岡は1、2回戦で連続完投勝利を飾った先発・村木が2回で1本塁打を含む5安打を浴びて3失点で降板。3点を追う5回、1死満塁から三瓶が3バントスクイズを決めて1点を返すと、さらに2死二、三塁から鈴木の打ち上げた飛球を相手のセンター山本がグラブに当てて落球し、2者が生還して3―3の同点に追いついたが、7回にスクイズを失敗するなど6回以降は1安打に抑えられ、87年ぶりの4強進出を逃した。

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