東海大四 21世紀枠に連勝!「助けたい」邵“男気”逆転打

[ 2015年3月29日 05:30 ]

<東海大四・松山東>8回1死二、三塁、東海大四の邵は亀岡から右前に逆転2点打を放つ

第87回センバツ高校野球第8日・2回戦 東海大四3―2松山東

(3月28日 甲子園)
 東海大四が春夏を通じて初の8強進出を決めた。創部52年目、11度目での悲願に、93年夏の主将で4番だった大脇英徳監督は「OBや卒業生のことを思うと涙が出てきます。ここまで長かった」と目を真っ赤にした。

 2試合連続で21世紀枠出場校との対戦。終盤まで2点を追う苦しい試合に決着をつけたのは、4番の邵広基(ソウ・カンギ)(3年)だ。2点を追う8回、1点を返してなお1死二、三塁で内角直球を叩き、一、二塁間を破る逆転の右前2点打。「我慢してくれた(エースの)大沢を助けたい」との一心でバットをコンパクトに振り抜いた。1回戦の豊橋工(愛知)戦でも0―0の7回2死満塁で、浜風に押し戻されて二塁手の落球を誘う走者一掃の一打(記録は失策)。北海道勢22年ぶりの春4強へ、4番打者は「自分の持ち味は勝負強さ」と胸を張った。

 ≪21世紀枠校と2度対戦≫東海大四が21世紀枠校の豊橋工、松山東に連勝した。21世紀枠校と2度対戦したのは09年習志野(○5―4彦根東、●1―2利府)、10年日大三(○14―4山形中央、○3―1向陽)に次ぎ3校目で、連勝は日大三以来2校目。

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2015年3月29日のニュース