黒田 8年ぶり復帰戦で白星「広島のマウンドは最高 体が続く限り投げる」

[ 2015年3月29日 17:20 ]

<広・ヤ>黒田は7回無失点で復帰戦ソロ星で飾りファンの声援に応える

セ・リーグ 広島2―1ヤクルト

(3月29日 マツダ)
 大リーグから8年ぶりに古巣・広島に復帰した黒田博樹投手が29日、ヤクルト戦(マツダ)で7回5安打無失点に抑え、メジャー移籍前最終登板となった07年9月27日のヤクルト戦以来2740日ぶりの白星。お立ち台で「広島のマウンドは最高でした」と笑顔を見せてファンを沸かせた。

 一塁側だけでなく三塁側も真っ赤に染まり、3万1500人を超えるファンが詰めかけた黒田の公式戦復帰戦。ヒーローインタビューでは「おかえりなさい」と大声援を浴びた。

 7回5安打無失点と文句のつけようがない結果だったものの、「自分でも力が入りすぎてバランスも良くなかった」と自己評価は厳しめ。緒方監督が「黒田がどれだけの重圧でマウンドにたっているか」と心中を思いやった一戦で無事白星を挙げ「これだけたくさんの声援を受けてマウンドに上がって、そしていい結果が出てほっとしています」と表情を緩めた。

 「いつまで体が続くかわからないですけど、体が続く限りチームのために投げていきたいと思います」。今季にかける思いを最後に改めて伝え、再度ファンを喜ばせた。

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