【評論家順位予想】パは全員一致!ソフトVSオリ一騎打ち

[ 2015年3月26日 10:15 ]

スポニチ本紙評論家の2015年順位予想

 セ、パともにし烈なV争いが展開される。スポニチが誇る精鋭評論家陣が、開幕前に恒例の順位予想。パ・リーグはソフトバンクとオリックスの一騎打ちになるとの予想だ。

 ≪張本氏 テラスがプラス≫ソフトバンクは本拠ヤフオクドームに「ホームラン・テラス」が完成、右中間、左中間が最大5メートルも狭くなった。昨季はリーグ5位の95本塁打。打者には心理面でもプラスに働く。実際の数字も増えるだろう。オリックスは大型補強。ソフトバンクとの2強になる。中村、メヒアの両大砲がいる西武は打線がいい。投手陣を整備し、どこまで食い込めるか。

 ≪有藤氏 3割5人で充実≫ソフトバンク、オリックスの上位2強は動かないだろう。打線の充実度は、昨季3割打者5人を数えたソフトバンクが上か。対するオリックスは投手陣。昨季のペナント争いと同様の展開になると見る。他の4チームによる3位争いも見どころ。ロッテは、DeNAから移籍のチェンのような新たな力が出てくれば、さらなる上位浮上の目も出てくる。

 ≪東尾氏 3位争いに注目≫昨季日本一のソフトバンクとオリックスの上位2チームは堅い。他4チームに上回るだけの戦力、要素はないと見る。3位争いはし烈。ロッテで注目したいのは守護神2年目の西野。昨季はリーグ3位の31セーブだった。1位の平野佳はオリックス、2位のサファテはソフトバンクと抑えの出来がチーム成績に直結する。長丁場。その整備がカギを握る。

 ≪吉村氏 オリ中島ら大補強◎≫2強の争い。オリックスは中島らを補強し、プラス材料が多い。ソフトバンクの安定感も捨てがたい。そこに食い込むのはロッテか。オープン戦でも積極的に盗塁を仕掛けるなど、相手チームが戦いづらいと思うような野球が垣間見える。接戦をいかにものにするかが焦点。楽天、打線が充実した西武は勢いに乗れば…とは思うが、一方で野球が大味な印象も。

 ≪槙原氏 投打厚い選手層≫ソフトバンクは他チームと比べ、投打ともに選手層が厚い。本拠ヤフオクドームの右中間、左中間が狭くなったことも有利に働くだろう。オリックスはV奪還の機運が高まるが、エース・金子が開幕に間に合わない。中島、小谷野、ブランコら大型補強に動いたものの、一方で昨季の躍進の原動力だった中継ぎ陣にほころびも。岸田、比嘉らの復帰が待たれる。

 ≪石井氏 楽天は助っ人次第≫昨季の2強の争いと見る。両チームとも戦力は充実しているが、投手力、打撃力、機動力など一つ一つの項目を見ていくとわずかにソフトバンクが上。長いシーズンで考えると、その差がものを言う。3位以下は混戦。楽天は打線の中核を新外国人が担うので、彼らの出来次第。ロッテは涌井、イ・デウンら新戦力の先発陣が頑張れば、波に乗る可能性もある。

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2015年3月26日のニュース