大阪桐蔭“因縁対決”制し8強一番乗り!八戸学院光星、悔やまれる初回

[ 2015年3月26日 13:11 ]

<大阪桐蔭・八戸学院光星>大阪桐蔭先発の田中

第87回選抜高校野球大会第6日・2回戦 大阪桐蔭4―1八戸学院光星

(3月26日 甲子園)
 第87回選抜高校野球大会第6日は26日、甲子園球場で1、2回戦計3試合が行われ、第2試合からは2回戦に突入。12年春夏決勝の再戦となった第2試合では、大阪桐蔭(大阪)が4―1で八戸学院光星(青森)を下してベスト8入り一番乗りを果たし、史上5校目の夏春連覇に「あと3勝」とした。大阪桐蔭のセンバツ8強は、優勝した12年以来3年ぶり。

 大阪桐蔭は初回、1死から永広の安打と藤井、青柳の連続死球で満塁とし、原田の左翼へのファウルフライが犠飛となって1点を先制。さらに、この回3つめの死球で2死満塁としてから、福田が押し出し四球を選んで2点をリードした。

 荒れ模様の立ち上がりとなった八戸学院光星の先発・中川だったが、2回以降は見違えるように立ち直り、6回まで1人の走者も出さない好投。初回から好投を続ける大阪桐蔭の先発・田中との投手戦となった。

 だが、試合が再び動いたのは7回だった。大阪桐蔭の先頭・谷口が左翼スタンドに大会8号となるソロアーチを叩きこむと、2死から田中が遊撃への内野安打で出塁。続く中山の放った打球は右翼手の頭を越える適時二塁打となり、一塁走者の田中が一気に生還して4点をリードした。

 八戸学院光星は8回、四球と敵失から2死一、二塁とし、加角(かすみ)の左前打で1点を返して完封を免れたが、そこまでだった。

 大阪桐蔭の左腕・田中は9回で8三振を奪い、散発3安打、3四球に抑えて1失点完投。八戸学院光星の中川も7回を4安打に抑えたが、初回の乱調と一発に泣いた。

 12年春夏決勝では、いずれも藤浪晋太郎投手(現阪神)を擁した大阪桐蔭が勝って優勝。雪辱を期して臨んだ八戸学院光星だったが、またも大阪桐蔭の壁にはね返された。

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