宇部鴻城 足にペース乱され…エース上西「抑えようと力入った」

[ 2015年3月26日 05:30 ]

<宇部鴻城・高崎健康福祉大高崎>8回6失点の宇部鴻城のエース上西

第87回センバツ高校野球第5日・1回戦 宇部鴻城1―9高崎健康福祉大高崎

(3月25日 甲子園)
 宇部鴻城(山口)を昨秋の中国大会チャンピオンに押し上げたエース・上西が「機動破壊」に屈した。初回先頭打者を歩かせ、二盗と暴投が重なって三塁に進まれ、4番・柴引に先制打を許した。

 「相手の足に意識があった。走られた後、打者を抑えようと力が入った」。奪三振率は参加32校のエースで4番目。昨秋の10試合72回で71三振を奪った精密右腕が高崎健康福祉大高崎の「足」にペースを乱された。さらに2回は内野安打や失策で満塁とされ走者一掃の三塁打を許した。「自分の調子が良くなかったこともあるが相手は思った以上に長打力があった」と動揺を抑えきれないまま失点を重ねた。

 「上西は盗塁を気にして直球が多くなりそれが高めに浮いた。攻めの守りができなかった」と尾崎公彦監督。12年ぶりのセンバツで念願の初勝利はまたお預けとなった。

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2015年3月26日のニュース