天理に新怪物!4番・坂口豪快2ラン G岡本越え“3発”の誓い

[ 2015年3月26日 05:30 ]

<天理・糸満>7回2死三塁、天理・坂口が2点本塁打を放ち、ガッツポーズ

第87回センバツ高校野球第5日・1回戦 天理7―2糸満

(3月25日 甲子園)
 快音を残した打球はライナーで左中間最深部に突き刺さった。2点リードで迎えた7回2死三塁。天理4番の坂口は外角低め直球を豪快なフルスイングで仕留めた。勝利を決定づける高校通算29本目。2四球、三邪飛で迎えた第4打席にケタ外れのパワーを見せつけた。

 「打った瞬間、いったと思いました。芯でとらえ、フルスイングしたからこそ、あそこまで飛んだんだと思います」

 昨夏の奈良大会決勝・智弁学園戦で岡本(巨人)に負けじと左翼場外へ放り込んだ。その岡本は昨春選抜の三重戦で2本塁打を放った。「甲子園では岡本さんも2本打っている。越えることができれば」。強烈な弾道は岡本をほうふつさせる。新怪物の口癖は「チームのためにここ一番で打つ。それが4番」。見事に体現した一発だ。

 「オレの通算本塁打数を超えてみろ!お前はまだ天理で2番目の一塁手や!41本を超えたら一番にしてやるから」

 近鉄や阪神でプレーし、昨年2月からコーチを務める中村良二氏は坂口にハッパをかけ続けてきた。中村コーチは高校通算41本塁打で86年夏の甲子園は一塁手として全国制覇。85年春、86年夏に1本塁打を記録している。坂口はその映像を動画でチェック。スイングスピードに驚いたが「2本を超えて中村さんに自慢したい」と笑った。

 今春選抜のテーマは帽子に記した『和』だ。一発を放っても、9回の2失策を猛省した。「本塁打を打ちましたが、エラーをした。チームのことを考えれば、マイナスです」。チームプレーを重んじるからこそ自己採点は厳しかった。焼き肉なら10人前、寿司なら60貫をたいらげる、右の長距離砲。2回戦の高崎健康福祉大高崎戦もフルスイングで勝利を呼び込む。

 ◆坂口 漠弥(さかぐち・ひろや)1997年(平9)4月22日生まれ、大阪府堺市出身。八田荘小1年から「大阪泉北ボーイズ」で野球を始め、投手と捕手。小5から「オール泉州ボーイズ」でプレーし、一塁手。八田荘中では「オール狭山ボーイズ」に所属し、一塁手。天理では1年秋からレギュラーで2年秋から4番。高校通算29本塁打。50メートル走6秒7。遠投85メートル。1メートル87、96キロ。右投げ右打ち。

 ≪春27勝は単独10位≫天理が糸満を下して初戦突破。春の甲子園通算27勝(21敗)となり、単独10位に浮上した。1位は中京大中京の55勝。また、天理の橋本武徳監督は30位タイの春夏通算20勝(7敗)に到達した。トップは智弁和歌山・高嶋仁監督の63勝。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2015年3月26日のニュース