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涌井 パ“新旧”エース対決で意地!金子と4度目投げ合いで勝った

[ 2014年8月3日 05:30 ]

<オ・ロ>西武先発・涌井は6回1/3を1失点に抑え、4勝目を挙げる

パ・リーグ ロッテ7-2オリックス

(8月2日 京セラD)
 いきなりのピンチで吹っ切れた。初回、2四球で招いた1死一、二塁。ロッテ・涌井は4番の糸井を迎え、フルカウントから144キロ直球を投げ込んだ。結果は二ゴロ併殺。パ・リーグの打率首位を力でねじ伏せた。

 「最初はどうなることかと思った。糸井さんからゲッツーを取れて、あれで乗っていけた」

 2回以降は多彩な球種を駆使しながら、低めに球を集めた。ノーワインドアップから、走者がいない場面でもセットポジションに変更して2試合目。体重移動のバランスが良くなったことで、制球力も向上した。4回には無死一塁で再び糸井を143キロ直球で遊飛に仕留めた。6回1/3を1失点。6月21日の中日戦(ナゴヤドーム)以来となる4勝目を手にした。

 「相手が金子さんで1点勝負だと思っていたので、とにかく低めを意識して投げた」。金子との4年ぶりの投げ合い。涌井は西武時代、09年に沢村賞を獲得するなど同学年の日本ハム・ダルビッシュ(現レンジャーズ)と並んでパを代表するエースだった。しかし、その称号は今では金子がふさわしい。今季成績も試合前の時点で3勝9敗。一方、金子は9勝3敗と対照的だった。「金子さんとは今まで投げ合って、一度も勝ってなかったですからね」。4度目の対戦でやっと勝った。

 FA権を行使してロッテに移籍したが、結果を残せない日々が続いた。7月14日には2軍に降格。その直後に西武時代からの恩師でもある伊東監督から電話がかかってきた。「とにかく結果を出せ」――。同26日に再び1軍に昇格。「今まで電話がかかってきたことなんてなかった。2軍に落ちたばかりだったので、ありがたかった」。チームの連敗を4で止め、ようやく恩返しができた。負け数は勝ち数より5も上回っている。「(今季は)まだ9、10試合は投げられる。まずは早く借金を返済したいですね」。輝きを取り戻すために選んだ新天地。このまま終わらせるつもりはない。

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