1軍初登板延びたけど…阪神ドラ1岩貞 次は“ヒゲ面”デビューだ

[ 2014年8月3日 08:52 ]

キャッチボールをする岩貞

セ・リーグ 阪神-DeNA(雨天中止)

(8月2日 甲子園)
 1軍に合流しているドラフト1位の岩貞が、チーム内で流行している「ヒゲ面」で鮮烈デビューを果たす可能性が2日、浮上した。

 「試合前には剃らないようにしてるんです。3日前ぐらいに剃り忘れたのもあったので」。

 この日、ルーキー左腕のあごには少々遠慮気味に“ちょびヒゲ”が顔を覗かせていた。「大学時代に剃って打たれたので…」。横浜商大時代に伸ばしていたヒゲを剃ってマウンドに上がり、ひどく打ち込まれたという。

 それ以来、登板直前まで、剃り忘れなどで伸びてしまったヒゲは、無理に処理しないようにしている。今回も気付けば、少し伸び始めていたため、あえて“放置”したままなのだ。

 ドラ1左腕が晴れて「猛虎ヒゲ軍団」へ仲間入りだ。現在、チームではゴメスが5月中旬に野球に関しての成績で自身に課すノルマを達成するまで伸ばすことを宣言し、もみあげからあご周りにかけて立派なヒゲをたくわえている。マートンもゴメスとお揃いで、オールスター出場に際し、ファンに剃り上げるべきかの投票をツイッターで呼びかけ、話題となった。

 投手陣では岩田がヒゲを伸ばし始めた7月は4勝1敗、防御率1・25と抜群の安定感を披露し投手陣をけん引。榎田も7月25日の広島戦で373日ぶりの白星を手にしただけに、岩貞もここは“ヒゲパワー”にあやかって快投を狙う。

 2日のDeNA戦が天候、グラウンド不良のため中止となった。一度は予告先発が発表され、プロ初登板初先発する予定だった3日はメッセンジャーのスライド登板が決定。和田監督は「来週にもチャンスはある。これで無くなったという言う話ではない。岩貞は行かせる」と話したように、今後は一度2軍戦に登板し、10日の広島戦(京セラドーム)で仕切り直しのデビュー戦に臨む公算が高くなった。

 「テンポ良く投げて、野手ともうまくコミュニケーションを取れていけたら」。“ヒゲの若虎”がチームに勢いを与える。

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