大瀬良 衝撃のフリー初登板「6、7割の力」でバット2本折った

[ 2014年2月12日 05:30 ]

練習後、大勢のファンにサインする大瀬良

 末恐ろしい剛球だ。広島のドラフト1位・大瀬良(九州共立大)がフリー打撃に初登板。最速153キロを誇る右腕は「6、7割の力」と言った。力をセーブした直球にもかかわらず、バットを2本へし折った。しかも事前に球種を打者に伝えるフリー打撃でのことだ。打者との対戦は侍ジャパンに選出された昨年11月の台湾遠征以来で「ブルペンとは違う。楽しい。納得いく球はいくつかあった」と笑顔を見せた。

 鈴木将、庄司に対して49球。37スイング中、安打性の当たりはわずか4本だった。1メートル87の長身から投げ下ろす直球は速くて重い。バットを折っただけではなく、9本のファウルが示す通り、終始、打者を押し込んだ。

 さらに得意のスライダーは封印し、カーブを多投。鈴木将から空振りを奪う場面もあった。「これまで緩急を使ってこなかったので、どう反応するかを見たかった」。直球と球速差が少ない変化球だけではプロで通用しないことを分かっている。対戦を重ねれば対応してくるからだ。球速の遅いカーブなら緩急を生かせる。明確な課題設定に大物ぶりをのぞかせた。

 この日、1月に殿堂入りした野茂英雄氏が訪問。巨人にFA移籍した大竹の穴埋めが課題の中で、野村監督は10、11年に春季キャンプで臨時コーチを務めた野茂氏から「投手が成長した」と言われ、喜んだ。即戦力ルーキーも日米通算201勝投手の目にとまったのは言うまでもなく、指揮官は「紅白戦が楽しみ」と、大瀬良が登板する18日の実戦を待ちわびた。

 「これからは、より実戦的になっていくので力を上げつつ、調整していきたい」。大瀬良は言った。先発ローテーション投手のセリフである。

 ▼広島・庄司 キレイな直球ではなく、螺旋(らせん)系の球だった。カーブも腕の振りが変わらなかった。

 ▼阪神・御子柴進スコアラー いい球だった。カーブもブルペンより切れていた。

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