阪神新助っ人、007びびらせた!ゴメス合流即“140M弾”

[ 2014年2月12日 06:01 ]

豪快なバッティングを見せた阪神の新助っ人・ゴメス

 今年こそ本物や!10日に来日した阪神のマウロ・ゴメス内野手(29=ナショナルズ)が11日、沖縄・宜野座村野球場で行われている春季キャンプに合流。室内練習場でのフリー打撃では、屋外なら140メートルは飛んでいたであろう強烈な一撃を披露した。視察した中日・井本スコアラーも「バレンティンみたい」と“60発男”を引き合いに出し、警戒。この日の日本ハムとの練習試合は雨天中止となったが、昨季、大砲不在に泣いた猛虎には、明るい光が差し込んだ。

 風貌、体格、そしてオーラが近年の猛虎に招かれた助っ人たちとはケタ違いだった。そして、ゴメスのバットから生み出される打球も、弾道が違った。「4番」にふさわしい大物感を、練習初日からプンプン漂わせた。

 「(最後の打球は)ホームランだろう。ベリーグッドだ!」

 圧巻の一撃だった。室内練習場で行われたフリー打撃。そのラストを飾る40スイング目に、こん身のフルスイングを披露した。快音を奏でた打球は、左中間方向のネット最上部にグサリと突き刺さった。ネットが無ければ、室内でなければ…。甲子園だったら、その打球はピンポン球のように左中間スタンド上段へ叩き込まれていただろう。垣間見えた“ドヤ顔”から察するに、優に140メートルは飛んでいたはずだ。

 この日は“驚弾”を含め40スイング中19本の本塁打性の当たりを放った。打席の真後ろから熱視線を送っていた和田監督も「これは(スタンドに)行ったなという当たりが何本もあった」と大きくうなずいた。まだ室内フリー打撃にもかかわらず、早々と指揮官のハートをわしづかみにした。

 「徐々に体を慣らしていきたい。早く強い体を取り戻したいね」

 前日10日に来日したばかり。長時間のフライトの疲れが残り、時差ボケも治っていない。1月27日に誕生した長女の体調不良もあり、練習も満足にできなかった。「(本格的な)打撃練習は11~12日くらいしていない」という状態でこの打球。来日時に「80%」と自己申告した状態は、この日で「90%」になった。100%になれば一体どこまで飛ばすのだろうか。

 他球団の「007」も警戒感を強める。特に、中日・井本スコアラーは「柔らかさがあるし、パワーもある。(打撃)スタイルは(ヤクルトの)バレンティンみたいな感じ。自分のポイントをしっかり持っているように見受けられた」と、日本記録の60本塁打をマークした大砲に、ゴメスの姿を重ね合わせた。

 度肝を抜くスイングとは対照的に、物腰は柔らかだ。練習開始前には、全選手を前に英語で「皆さんとプレーできることを楽しみにしています」とあいさつ。練習中には新井良、今成らとグータッチを交わす場面も。性格も申し分ない。まさに虎党が心待ちにしていた本物の助っ人の予感。

 「明日(練習休日)も練習するよ。いつでもゲームに入れるように状態を上げていくだけだよ」。タテジマの4番に、これ以上ふさわしい男はいないだろう。

 ▼巨人・森中スコアラー 力がありそうですね。バットにこすっただけでも(スタンドへ)持って行きそう。誰が見ても分かるような力のある打者。オープン戦で3試合当たるし、(巨人戦に)出てくれたら助かりますね。

 ▼広島・井生スコアラー パワーヒッターですね。(日本の投手にも)ある程度、対応できそうだし、守備も一塁ならソツなくこなしそう。タイプ的にはブランコとルナの間くらいですね。

 ▼DeNA・三橋スコアラー 思った以上に振れていた。バットコントロールがうまそうだから、アベレージを残しそうですね。強く打っても、大振りしない。

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