「体罰は一番ひきょう」桑田真澄氏 桜宮高教員ら前に熱弁55分

[ 2013年2月2日 17:59 ]

 大阪市立桜宮高の体罰問題を受け、市教育委員会が2日、元巨人の桑田真澄さんを招いて教職員向けの研修会を市内で開いた。報道陣には非公開で、桑田さんが終了後に記者会見し「スポーツマンシップがどうあるべきかを話した」と紹介。体罰について「駄目なものは駄目で、論理なんていらない。絶対服従の中で行われ、一番ひきょうだ」と撲滅を訴えた。

 市教委によると、研修会には体育科のある桜宮高や市立汎愛高の運動部顧問ら513人が出席。桑田さんが体験を55分間話した後、教員らと質疑応答した。橋下徹市長も議論に加わった。

 桑田さんは会見で、米大リーグで選手だった当時、現地の学校を訪れたエピソードを披露。「怒鳴る、殴るは一切なかった。伸びやかに、ゆったりと野球をしていた。その中からメジャーリーガーが出ており、体罰がなくても素晴らしい選手が育つ証しだ」と述べた。

 さらに「体罰の痛みや恐怖心で根性が付いた実感は僕には全くない。助けられたことも一度もない」と強調。「声を大にして言いたいのは、(市立桜宮高で)1人の尊い命が失われたという重大さだ」と指摘した。

 桑田さんは会見場に現れた橋下市長と握手。橋下市長は「話を聞いて開眼させられた。大阪全体で生徒や保護者と認識を共有したい」と述べた。

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