菅野 使える内角ケンカ流 ワンシーム投げた「楽しかった」

[ 2013年2月2日 06:00 ]

原監督(左奥)が見守る中、ブルペンで投球する菅野

 即戦力右腕の名にたがわなかった。1年間の浪人生活の末に念願の巨人入り。ドラフト1位・菅野(東海大)が憧れ続けたユニホームを着ての初練習に加え、新人合同トレも含めて初めてのブルペン。喜びを抑えきれないように入った。

 「凄く新鮮な気持ちで楽しかった。きょうは7割くらいの力で、フォームを確認した。これからもこういう気持ちを忘れずにやっていきたい」

 初々しい笑顔とは対照的に、球は新人離れしていた。捕手の実松を立たせたまま45球。投げる際には、左足が地面に着地してから上体を反転させ、リリースすることを心がけた。直球はもちろん、目を引いたのがワンシームとカットボールだった。

 ともに試合では打者の内角を突く球種。右打者の内角を想定して3球投じたワンシーム。レンジャーズのダルビッシュも操る「魔球」だが、高めに投げれば胸元に浮き上がり、低めに投げれば膝元に沈む。一方で左打者を想定して胸元をえぐるようなカットボールも4球投じた。

 視察した巨人OBの吉村禎章氏(スポニチ本紙評論家)は「プレートの三塁側を踏んで投げるので、左打者へのカットボールは角度もつくしかなり使える。打者は差し込まれるよね」と絶賛。さらにワンシームについては15年目の実松が「どう変化するのか分からなかった」と投げる前に球種を確認するほどで、「球の出どころが見づらくて、球威もあった。1軍で通用する球を投げていた」と褒めた。

 ブルペンに入る前には原監督から「調子はどうだ?」と声を掛けられ「まあまあです」と返答したという菅野。「特別な意識はなかった。元気な姿を見せようと思った」という菅野に対し、指揮官は「ウチの投手陣の中でも(競争を)戦えるだけの力は持っている」と高評価した。

 練習前には青島神社を参拝し、絵馬には「挑戦」としたためた。己に、チーム内の競争に、相手に勝つために。背番号19の挑戦が始まった。

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