ダル 故郷でサプライズ 子供たちに「パワーをもらいに来た」

[ 2013年2月2日 06:00 ]

故郷・羽曳野市の児童施設を訪問したレンジャーズのダルビッシュ(羽曳野市役所提供)

 レンジャーズのダルビッシュ有投手(26)が、2年目のキャンプインを前に故郷からパワーをもらった。1日、地元の大阪府羽曳野市を訪れ、児童養護施設「高鷲学園」をサプライズ訪問。同市の北川嗣雄(つぐお)市長(69)にあいさつし、子供たちと交流した。中学時代まで過ごし、プロ入り後はさまざまな形で恩返ししてきた故郷で、ワールドシリーズ制覇に向けて決意を新たにした。

 国内12球団が一斉にキャンプインした2・1。一昨年まで日本のエースに君臨したダルビッシュは、報道陣を完全シャットアウトし、児童養護施設をお忍びで訪問した。

 「きょうは、みんなにパワーをもらいに来ました」。児童に今回の訪問は知らされておらず、粋なサプライズに園内は大盛り上がり。ダルビッシュは、ソフトボールのバットや帽子、フットサルのユニホームやゴールをプレゼントした。

 地元の施設訪問は約4年ぶり。大リーガーとしては初めてで、質問コーナーなどで交流した。「試合前に音楽は何を聴くか」と聞かれた右腕は「試合前には聴かないです。ボーッとしてますね」とマイペースなベンチ裏の素顔を明かした。

 一時帰国中に、自主トレの合間を縫って帰郷。10年11月以来の対面となった北川市長も「子供たちの笑顔も輝いていた。いつまでも故郷を忘れないでいてくれるのが素晴らしい」と感謝した。

 東北高進学以来、羽曳野市を離れたが、感謝の気持ちは忘れていない。08年に1勝につき10万円を寄付する基金を設立。一般からの寄付も含め、総額は776万円に達している。市内の図書館では寄付金を基に「ダルビッシュ文庫」を開設。市内にある野球場を硬式野球専用に整備し、ダルビッシュの名を冠するプランも進行中で、2~3年後に完成する予定だ。

 レンジャーズは13日(日本時間14日)にバッテリー組がキャンプイン。ダルビッシュも近日中に渡米する。全米開幕戦となる3月31日(日本時間4月1日)アストロズ戦先発の期待もかかる今季。最後に子供たちへメッセージを送った。「練習がきついのでサボりたいと思うこともある。でも、自分に負けずに続けていくことで将来、きっと自分のためになります」。ダルビッシュも自分に負けない。世界一の投手になるために。

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