大谷 日本ハム入り表明 功を奏した説得力ある交渉

[ 2012年12月9日 18:03 ]

日本ハム入団を決断した大谷(右)は栗山監督と固い握手をかわす

 日本ハムがドラフト1位指名した、岩手・花巻東高の大谷翔平投手(18)が9日、岩手県奥州市内のホテルで日本ハム入りを表明した。

 10月21日に大リーグ挑戦を公言した大谷は、指名後に日本ハムと話し合いを重ね、今月3日の交渉で契約金1億円プラス出来高払い5000万円の条件や、レンジャーズに移籍したダルビッシュが付けていた背番号「11」を用意することを提示されていた。

 ドラフトで強行指名した日本ハムは11月10日の交渉で25ページにも及ぶ資料を持参。若いうちから海を渡ることのリスクなどを示した。他球団では考えも及ばない、10代韓国選手の米国挑戦の実例まで挙げた内容には説得力もあった。

 12球団でトップクラスの育成システムの確立、高卒7年目のダルビッシュをポスティング・システムでメジャーに送り出した実績。両親の思いも理解した上で、交渉を重ねる度に「日本ハム経由のメジャー挑戦」の選択肢が、現実的になった。

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2012年12月9日のニュース