金本に続け!城島2発&1000打点で連敗止めた

[ 2011年5月13日 06:00 ]

<神・広>7回1死、左越えソロで日米通算1000打点を達成した城島

セ・リーグ 阪神11-4広島

(5月12日 甲子園)
 湿っていたのは天気だけだった。2日連続の雨天中止、そしてこれまでの打撃不振のうっぷんを晴らすように、阪神打線がともに今季最多の13安打、11得点と爆発した。

 「調子を取り戻す試合ができた。打線がつながると今後が楽しみ」。大きく息をついた真弓監督。雨の甲子園。かかったのは虹ではなく、大きなアーチだった。まずは金本だ。3回、甘く入ってきた直球をとらえ右越えソロ。今季2号は、昨年8月31日の横浜戦以来、254日ぶりとなる甲子園での一発だった。これが通算460号。400本塁打以上は現役ではソフトバンク・小久保と2人だけだ。

 初回の守備では、濡れた芝生に足を滑らせて広瀬の打球を後逸。失点につながった失策を、すぐに自らのバットで取り返した。4月15日の中日戦(ナゴヤドーム)は5―3の8回2死一塁で代打で登場。一塁走者・俊介が二盗失敗したことで連続試合出場が1766試合でストップした。試合後、落ち込む俊介が山脇守備走塁コーチに連れられ、ホテル宿舎の部屋に謝罪に来た際には「気にするな」と声をかけると同時に、ベンチが代打で追加点を取りに勝負をかけていたことなど状況判断について「いい勉強をしなさい」と説いた。

 アニキに続いたのは城島だ。2者連発となる4号ソロは同じく今季本拠地初アーチ。ここまで通算1勝6敗の天敵・篠田を、この回途中でKOした。これで終わらない。7回には5号ソロを放ち、自身初の甲子園2発。捕手4人目となる日米通算1000打点を達成し「1000打点を打つと思って野球を始めたわけじゃない。ただ、打てるというのが自分の武器。999よりはうれしいですね」と素直に喜んだ。

 もちろん、個人の記録よりチーム優先。すぐに切り替えたのは金本と同じ。攻守にチームを支える扇の要は「久しぶりに打線も援護して、阪神らしい試合になった。早く借金を返したい」と続けた。連敗を3で止めて最下位脱出。試合前までチーム得点はリーグ5位。ようやくの理想の試合運びで、眠れる虎がいよいよお目覚めだ。

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