貧乏球団→世界一 西岡への洗礼「どんなチームか理解してもらうショー」

[ 2011年2月24日 07:32 ]

キャンプインし、背番号「1」のユニホームを着て守備練習をするツインズ・西岡

 ツインズの西岡剛内野手(26)が23日(日本時間同日深夜)、大リーグ1年目のキャンプをスタートさせた。ロン・ガーデンハイアー監督(53)は、ツ軍伝統の「Good morning America」といわれる激しいノックを初日からメニューに加える手荒い歓迎ぶり。米国版1000本ノックともいえる猛練習で、西岡がメジャー第一歩を踏み出した。

 全体練習の量が日本に比べて少なく、しごき練習など行わない大リーグで、ツインズは異色のスタイルを貫く。

 アップ後、監督を含む4人が、内野4カ所の守備位置へノックの雨を降らせる。87年にこの練習を始めたケリー前監督は「朝のニュースショーからもらった名前。うちがどんなチームか理解してもらうためのショーなんだ」と説明する。

 当時のツ軍は資金力に乏しく、練習成果の得やすい守備を鍛え守り抜く野球を求めた。効果はてきめん。87、91年と2度の世界一に輝いた。「ノッカーの私が疲れるまでやった。打撃練習はその後。まだスイングする力があるならどうぞという感じ」と米版1000本ノックを導入したケリー氏は当時を振り返る。

 ガーデンハイアー監督は西岡について「基本は二塁と考えているが、遊撃も守れる。キャンプで試し、この目で適性を見極めたい」と話す。キャンプ中は毎朝8時に目覚まし代わりのノックが続く。もっとも慣れない天然芝への対応など、新天地へ挑戦する西岡には大歓迎のしごきとなる。

 ◆Good morning America 75年11月3日から米ABC局で放送される朝の情報・ニュース番組。ニューヨークのタイムズ・スクエアのスタジオで、毎週平日の米東部時間午前7時から2時間生放送される。ツ軍はこの練習を導入した87年に失策を前年の118(リーグ14球団中10番目の多さ)からリーグ最少の98と減らし、24年以来63年ぶりの世界一に輝いた。

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